壺や茶碗、掛軸、時計、仏像など様々なお品物を扱っている古物商や骨董屋で処分に困っている在庫商品などをいわの美術ではお買取り致します。
壺や茶碗は作家やデザインが査定ポイントとなり、時計はメーカーやシリーズ、型番がポイントとなります。
また、箱が付いていると査定額もプラスとなりますが、お店の奥のほうに置いてあると虫食いや汚れでボロボロになり処分されてしまう方がほとんどかと思います。
しかし、このような箱は作家や作品の証明ともなりますので、処分せず保存して頂く事をオススメ致します。
お取り扱い商品
刀、中国美術、勲章、甲冑など
武士の時代には欠かせない武器の一種で、刃の美しさや歴史の深さから骨董的価値が高い物が多く存在します。
中国や日本でも青銅や鉄製の刀が作られていましたが、平安時代に太刀と呼ばれる刀が作られ一般的な武器となった事が日本刀の基と言われています。
その後、中国では青龍偃月刀と呼ばれる太刀の一種や、日本では長巻や軍刀など様々な刀が作られましたが、この頃刀を作る技術は世界にあまり広がりませんでした。
その証拠に、西ヨーロッパでは立派な刀を作る技術浸透していなかったので、
簡易的な剣、サーベルが作られたと言われています。
数多く作られた刀の中に、有名武将が持っていた物、刀工が作られた作品などもあり、これらは希少価値が高く中古市場でも人気のお品物となっています。
主な作品:太刀、脇差し、短刀、長巻、軍刀など
主な刀工:鬼丸国綱、大典太光世、不動国行など
日本では、現代まで様々な名品が生まれ、多くの歴史を語ってきました。
これらの名品は、日本で発明された物もありますが、その多くが中国やシルクロードから伝わったとされています。
中国美術と呼ばれているのが、主に中国絵画、中国書道史、中国陶磁器、中国青銅器と分けられ、その中にも様々な作品が存在します。
中国書道史では王羲之や張芝、中国絵画では顧愷之と呼ばれる方が有名で、
中国陶器では唐三彩や青磁、中国青銅器では壺や香炉などが作られています。
主な作品:書画、青銅壺、翡翠香炉、唐三彩水指など
主な作家:程十髪、王琦、李文新など
功績や業績を讃え国家元首が個人に対し与える賞で、日本では旧日本軍などの勲章がよく知られています。
今では様々な勲章があり等級により分けられていますが、初期の頃には等級で分けられていなく単一等級の勲章の間に序列が定められていました。
しかし、もっと多くの人に勲章を与えられるようにと等級制度を設けて、3等級から5等級へと等級を増やして現在に至ります。
日本では主に、大勲位菊花章、旭日章、瑞宝章など様々な種類があり、それぞれ対象の条件があるので、それに合う者に与えられます。
こういった勲章は、祖父の荷物から見つかったという事例が多いですが、それだけ古いお品物となりますと錆びや紐が切れてしまうなど状態が悪い事が多々あります。
なので、勲章などご実家の荷物から発見した場合は、ホコリを取り軽く汚れを拭いて頂く事をオススメ致します。
主な勲章:大勲位菊花章、旭日章、瑞宝章、宝冠賞など
兵士が戦闘の際身に付ける防具で、現在では5月の子供の節句などでお祝いとして送ったり、マニアの方にとっては大人の等身大サイズがあるので、実際に着用して楽しむ事も出来ます。
日本刀や剣術は、東北地方が発祥の地とされているので、その関連上甲冑も東日本あたりが発祥と考えられています。
弥生時代には木製の甲冑が作られていましたが、その後武士が登場し騎射戦という戦闘方法が主流となり、矢から身を守る為に大鎧が作られました。
その後戦国時代に入ると、戦が多発した事から数多くの甲冑が作られますが、明治維新による武士階級の消滅などにより甲冑は姿を消していきます。
中古市場では、小さい甲冑ですと需要の関係上難しいのですが、実際に着れるタイプの甲冑はお買取り可能となります。
主な作品:真田幸村、真田昌幸など
船箪笥、鑑賞石、鉄瓶など
ご実家に金具がびっしりと張り付いた頑丈そうな箪笥など目にした事はございませんか?
それは、船箪笥と言い銭箱・印箱・証文箱など大切な物をしまっておく金庫のような物です。
見た目からも頑丈な造りに見えますが、中身はもっと複雑な構造になっていて持ち主以外が簡単に開けられないようになっています。
また船箪笥は、北前船で使われていた箪笥という事から船箪笥と呼ばれ、柳宗悦が呼ぶようになった事が始まりとされています。
船で使われていたという事は、もちろん船が沈んだ時は船箪笥も一緒に沈んでしまうと思われますが、水が箪笥の隙間から一切入らないよう精密な構造で作られ浮力で浮くようになっているので大切なお金や印鑑が海の底という事はないそうです。
「世界中のどんな箪笥を出されようと恐れる事はない!日本には船箪笥がある」と民芸運動の先駆者である柳宗悦が絶賛した船箪笥は、中古市場で人気を博しています。
石が鑑賞の目的として使われるようになったのは、中国の南栄時代に始まった愛石趣味が日本に伝わったからと言われています。
今では一般的に鑑賞石と呼ばれていますが、実際は水石という名称だった事はご存知でしょうか?
水石という名は、山水景を感じ取れる石という事から「山水石」「山水景石」という名前が略された説や、石に水をかけると黒く光り美しく見えるという説などが伝えられています。
知識のない方が見るとただの石と思ってしまいますが、愛石家の方からすると鑑賞石は心踊る、癒される存在のお品物です。
江戸時代の歴史家・頼山陽や、明治の実業家・岩崎弥之助は愛石家としてとても有名で、数多くの鑑賞石を集めていたと言われています。
数多くある石の中でも、石狩川の鑑賞石が質や色彩が最上級だと言われていますが、石の見極めには知識だけではなく、経験や物をみる目がないとしっかりとした査定が出来ません。
鑑賞石を大切にされてきた方で、しっかり査定してもらいたい方は、是非いわの美術へお問い合わせ下さい。
主な種類:菊花石、梅花石、天竜川石、石狩川石など
江戸時代に作られていた鉄瓶は、現在も昔の伝統や技術を受け継ぎ手作りで作られています。
1点1点手作りで作られ、侘び寂びを感じさせる鉄瓶は、現在人気が上がってきているお品物となっています。
鉄瓶が作られるようになったのは、江戸時代に盛岡市で釜師として活躍した初代小泉仁左衛門の三代目となる人物が鉄瓶を制作した事が始まりとなっています。
その後、多くの鋳物師が鉄瓶を手掛け、現在では角谷一圭や、畠春斎、亀文堂の作品など有名な鉄瓶が現代に残されています。
侘び寂びを感じさせる鉄瓶は、模様の描かれていない物から、金銀や象嵌などで絵画のような模様が描かれている作品など数多く存在し、中古市場でも人気が上がってきているお品物と言えます。
主な作家:秦蔵六、日本梅泉、宮崎寒雉など