剣道などで使う面や木刀、胴などの道具を扱っている武道用品店や、能などで使う面や太鼓などを扱っている芸道専門の用品店など、様々な在庫をお買取りしております。
閉店、増築、移転などで在庫の処分をお考えの際は、是非いわの美術までご相談下さい。
お取り扱い商品
剣道具(胴、面、小手)弓道具(弓矢、弦巻)能楽(能面、鼓)など
剣道で使う防具の一種で、胸の部分を硬い牛革で覆い、腹部は打撃を受ける場所なのでプラスチックや竹などの頑丈な素材で作られています。
腹部が竹製の場合、漆を塗った黒色光沢が一般的ですが、昔は胸や腹部分に雲型や蜀紅などの装飾が施されている物も見られましたが、現在は点刺しと呼ばれるシンプルな物が使われています。
剣道で頭から喉にかけて守る際に欠かせない防具で、顔の部分は金属の格子で保護され、肩から頭部にかけては面布団で覆われています。
また、喉は突きを受ける部分であるため、特に頑丈に作られています。
面の上から6本目と7本目の間には少し隙間が開いていて、この部分を物見と呼び、周りがしっかり見えるように視界が確保されています。
手から腕を守る防具の一種で、小手布団や鹿革、合皮革などで作られたお品物となっています。
竹刀を持ちやすく、力が入りやすいように親指を入れる部分が他の指と別れて作られていて、見た目はボクシングのグローブに似ています。
小手の中には、手袋のように指の部分が5本に分かれたお品物もあったそうですが、安全性や公平性などから全日本剣道連合の公式試合では、使用が禁止されているそうです。
弓道で使われる弓矢は、和弓とも呼ばれていて、竹と木を張り合わせた竹弓に弦を張り、同じく竹で作られた弓を用いて行います。
神経を集中させ矢を射て的に当てるという行動は、心身を鍛えられるとして古くから日本で行われてきました。
昔は竹製の物が多く作られていましたが、1つ1つ手作りで作られている為価格は良いお値段帯の物が多いです。そのため現在は、強度や値段の問題によりプラスチック製の弓矢などが販売されています。
弓道では、途中で弦が切れる事があるので予備の弦を必ず持ち歩かなければなりません。
そんな時に活用出来るのが、弦巻と呼ばれるお品物で、ドーナッツ型になっている真ん中に溝が開いているので、そこに弦を巻きつける為、弦が絡まない構造になっています。
弦巻は、陶器や和紙張りなど様々な作品が作られていますが、藤の素材で作られた弦巻は軽くて柔らかいのに強度があるという性質を持っている為人気なお品物です。
能面は、それぞれの役柄や場面に合わせて変える為、翁、尉、鬼神、男、女の5種類に分けられます。
弘安6年に春日神社で行われた能楽で、延命冠者や父翁などの能面が使われた事が、使用記録の中で最も古いと言われ、作られたのは14世紀中頃と言われている事から日本に古くから存在していたと言われています。
能楽の世界では、能面は魂の一部と言われていて、ある能楽師は「これからこの顔にならして頂くという気持ちを込めて被ります」と言われている程、能面は演じる方にとってとても大切
なお品物と言えます。
能楽で使われる日本特有の伝統的な楽器で、砂時計型やドラム型などのお品物があり、革が貼ってある面を叩いて音を出します。
インドで誕生した鼓は、中国へ渡り腰鼓、一鼓、二鼓などの作品が作られ、日本では7世紀の初め頃に伝わったと言われています。
中国から様々な鼓が伝わった事で、現在の小鼓や大鼓が成立し、日本では伝統的な楽器として知られるようになりました。