病院や診療所などで多く使われているケビントは、現在アンティークなお品物として人気が上がってきています。
ちょっとオシャレな雑貨屋さんなどに行くと商品を陳列してショーケースとして使われている事が多いです。
また、昔は象牙が多く輸入されていた事からベルの部分が象牙で作られた聴診器が多く出回っていたそうです。
廃業になってしまった町の診療所や、ご両親の病院などで処分に困っている在庫などございましたら、是非一度いわの美術までお問い合わせ下さい。
お取り扱い商品
ケビント、象牙の聴診器、イス、書類棚、モールガラス戸、ワゴンなど
病院などで薬品を収納する際に使われる棚で、学校の保健室などで見かけた方も多いのではないでしょうか?
ケビントという名称は、ドイツ語で医療用のキャビネットが「カービネット」と呼ばれていて、これがなまってケビントになったそうです。
医療用のお品物ではありますが、背が高く収納スペースも広いため食器棚としても活用出来ます。
心臓や血管、肺などの音を聞く為に用いられている聴診器は、子供が木の棒の端に耳をあてて遊んでいる様子を見た事で、聴診器のメカニズムを思いつきフランスの医師が発明しました。
それ以前は、直接皮膚に耳をあてて聞いたり、触診や打診などで診察していましたが、聴診器が出た事により精密な診察が確実となり、大きな反響を呼びました。
また、現在の聴診器は、皮膚にあてる部分が金属製の物が一般的ですが、1960年代までの日本では象牙で作られた物が主流だったそうです。
病院でカルテなど入れる為に使われていた書類棚は、細かい仕切りがあるため手紙や大切な書類など入れるのに大変便利なお品物となっています。
現在は、プラスチック製の物が多く作られていますが、大正から明治時代にかけては木製の物が主流だったため、その当時使われていたお品物は、アンティーク家具として現在人気を博しています。
プラスチック製だと冷たく硬いイメージがありますが、木製のお品物は暖かく優しいイメージがあり、お部屋のインテリアにはピッタリな作品です。
現在では、あまり見かける事はなくなってしまいましたが、古くからある診療所などではモールガラス戸が使われていたそうです。
モールガラス戸は、古くから日本にあるため日本で最初に作られた物と思われていますが、ヨーロッパからの輸入品で国産品ではないそうです。
また、ダイヤガラスや、結露ガラスなども輸入品でしたが、日本家具との相性が良かった事から、日本でも一時期制作していたと言われています。
モールガラスは、見た目がストライプ模様になっている事からストライプガラスとも呼ばれています。